2026/02/14 23:47



「ふとした時、頭に浮かぶあの1杯を」


coffee anoとして、皆さんに寄り添うコーヒーを届けたい。

そう思うようになったきっかけは、学生時代にあります。


それはこれまでの人生で、一番の失敗。

「人を助けてあげたい」と、思い上がったことです。


当時、僕には大きな悩みを抱えた友人がいました。

僕だけに打ち明けてくれたその友人を助けたくて、文字通りなんでもしました。


自分、家族、恋人、学校、そしてお金。

何を犠牲にしてでも、助けを求める彼を救わなければならない。そう信じ込んでいたんです。


けれど、身の丈を超えた無理は長く続きません。

案の定、僕は一人で勝手にボロボロになり、友人も居たたまれなさを感じたのか、徐々にすれ違い始めて喧嘩別れ。


「できもしないことを語った無責任さ」

「弱い人を助ける自分に酔っていたエゴ」


そんな後悔を抱えたまま、数年が経ち、その友人と再会しました。


責められてもおかしくない。そう思っていました。

当時の僕は「正論」を振りかざすばかりで、相手の心に寄り添うことなどできていなかったからです。


友人は言いました。


「色々あったけど、あの日一緒に飲んだコーヒーをたまに思い出す」

「楽しかったよ。だから今でも、落ち着いて過ごせる時間があるんだと思う」


「弱いから助ける」とか「正しくあるよう導く」とか、そんなことは重要ではありませんでした。

僕と友人はただ対等で、2人の間にコーヒーカップが2つあれば、それでよかったんです。


コーヒーという自分の楽しみに耽る時間は、小さくともやっぱり幸せなこと。

いつかあなたの手元を、薄明かりでも確かに照らしてくれる1杯なんです。


だから、僕は皆さんに寄り添いたい。


眠れない夜には一緒に夜更かしを。

起きられない朝には、穏やかな目覚めを。

正論ではなく、今この時のあなたを決して否定しない時間を。


僕は、お届けします。


"ふとした時、頭に浮かぶあの1杯を"